Method. 1
Sto乾式吹付工法
Sto乾式吹付工法には、
同等以上の類似工法は
ありません。
それは世界最高が
Sto乾式吹付工法だからです。
Stoポリマーセメント乾式吹付け工法は、世界のコンクリート補修技術先進国のドイツで開発され、ヨーロッパで40年近い実績を有するプレミクスポリマーセメントモルタルを用いた乾式吹付け工法です。
コンクリート構造物の補修における断面修復材に対する要求性能とは、既存のコンクリートとの付着力が高い、圧縮、曲げ強度が既存コンクリートと同等、熱膨張係数・弾性係数が既存コンクリートと同等、乾燥収縮・硬化収縮・吸水量・透水量が小さい、劣化因子に対する耐久性が高い、などが挙げられます。
この乾式吹付け工法は、セメント、骨材、ポリマー、繊維が予め決められた比率で配合された、工場製プレミクスポリマーセメントモルタルを、コンプレッサーから供給される高速高圧の空気の流れによって、専用耐圧ホースを介し、吹付けノズルへ送り、この吹付けノズルから材料が吹出される直前に、適切な水の量(TS100/水 1.00/0.1重量比)を供給し、空気圧(4?/毎分~6?/毎分)の衝撃力により材料の締固めを行い、断面修復材に対する要求性能を満たすセメントモルタルを形成することができる工法です。
従来の補修・補強工事に比べて施工費用が下がり、大幅に工期を短縮できます。
Sto乾式吹付け工法の特色
- サイロシステムはプレミクス材料を使用することから、
高品質材料を一定に供給することができます。 - 乾燥材料をサイロから供給するため必要量の搬入で済み、材料のストックヤードが不要です。
- 乾燥材料と水を分けて圧送することにより、搬送距離が水平300m、垂直150mと
広範囲な施工が可能です。 - 強い付着力を有する材料であることから、交通振動下における施工が可能です。
- 吹付け厚さは、一層50㎜程度の厚付けができ、部分的には最大で100㎜まで可能です。
- リバウンド材は湿り気が非常に少なく処理が容易です。
- 機材の洗い水、梱包塵の発生がなく環境面に配慮できます。
- 高速、高圧吹付けにより鉄筋裏の細部にわたり充填し、高密度の断面を形成します。
- 付着力が高く、母材コンクリートと強固に一体化します。(平均付着強度は2.0N/m㎡以上)
- 水密性を高め、中性化、塩害、凍害に対して高い耐久性を示します。
施工性能 独自のサイロシステム概要
- プレミクスモルタルを使用しているので、現場でのミキシング作業は不要です。
- ノズルマンまたは補助員のリモコン操作により吹付け機が運転され、吹付け機とモルタルサイロは連動し自動運転になっているので、
現場での調合や計量を行う必要がなく材料の供給と材料の品質は常に安定しています。 - 作業現場での材料の保管と供給は密閉型のサイロを使用するので、必要に応じて補給するだけでよく、
現場での材料ストックは必要最小限度で済むことができます。また、施工途中での長時間の中断も可能なので、管内閉塞もありません。 - 乾燥材料を高圧空気で圧送するため、長距離、高所への搬送が可能となります。
さらに、補修箇所が点在する場合や近場にプラントの確保が難しい場合に威力を発揮します。 - 一層の厚さを50㎜(部分的には100㎜)と厚付けができ、加えて交通振動下においても施工が可能です。
- 乾式吹付だけが可能の「ノンプライマー」施工。
- 乾燥材料を使用するため、現場での機材の洗浄は不要であり、残モルタルの処理やリバウンド材の処理も水を使用することはほとんどなく、
環境面に配慮できます。
品質性能について
- 鉄筋裏などの形成体内部に空隙やリバウンド材の存置が発生せず、細部にわたり確実に充填できます。
- ポリマー効果の増強により、母体に強固に付着するため、接着仲介材(プライマー)が不要であり、
さらには、交通振動下でも補修が可能となっております。また、その高い付着性は、最劣化、界面破壊を防止する役割も果たしています。 - 緻密な断面が形成されることにより、水密性が向上し、劣化因子の浸入を阻止する能力が増大します。